印刷について ー加工についてvol.2ー

最初は「断裁」についてです。

 

断裁はそのまま、紙を切る行程です。

A4にする指示ならA4に四角く切ることです。

 

ほぼ全ての印刷物が最終的に通ります。

 

この断裁ですが、とても奥が深い!!

そして、最終の仕上げですので、責任も重大!!

 

逆に自分は断裁屋さんに助けられたことがあります(;_:)

塗りたしを忘れてデータを作ってしまったんです。(これはまたいつか・・)

 

自分も最初は、「ただ紙を指示(トンボ)通りに切ってるだけ」と思っていたのですが、

自分でやってみたり、行程を観察させてもらうと、凄さがわかりました。

 

例えば、

紙の硬さと刃の状態によっては、切った印刷物の束の上と下でサイズが若干違っていたり、

紙をしっかり揃える技術があったりと、勉強になる技術ばかりです。

 

断裁は考えれば考える程深いのですが、一断は一瞬です。

切ってしまったら後には引けません。

目の前のものは今まで色んな人と色んな行程の通ってきており、

断裁後には日の目を見るんですから。

 

自分だったら吐き気MAXです。

 

普通の方は絶対に見ることはないと思いますが、

断裁した紙の束(ブロック?)は本当に綺麗です。

塗り足しがあったりすると、模様にもなっていて感動します。

これが本当に一枚一枚の紙なのか??と、疑う程に。

 

ただ紙を切るだけのように見えるかもしれない行程ですが、

一つ一つに技術と知識が詰まっている、印刷物には欠かせない加工です。

 

つづく>>>

 

http://www.tenseidoplus.com

  1. コメントはまだありません。

  1. トラックバックはまだありません。